【サンゴに優しい日焼け止め】という選択。

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こんにちは! Senaです。

ハワイやパラオで日焼け止めに関する条例が制定されたって聞いたけど、日本で買える日焼け止めはあるの?
「サンゴに優しい日焼け止め」って聞いたことあるけど、普通の日焼け止めと何が違うか知りたい!

このような疑問にお答えしていこうと思います!

この記事の内容

・日焼け止めの有害成分とは?
・ハワイ、パラオで使用できる日焼け止めを厳選
・サンゴに優しい日焼け止めを10商品厳選し、オススメ順に紹介

・筆者は今までに5種類ほど実際に使用しています

「環境に優しい」「サンゴに優しい」「リーフセーフ」などと記載がある製品でも、成分を見ると全く根拠のない謳い文句であることが判明する場合が多いので、気をつけましょう。

現在世界規模でサンゴに何が起きているかについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

日焼け止めに含まれる有害成分

●オキシベンゾン

紫外線吸着剤のうちの1つ。環境ホルモン作用が問題視され、白内障や皮膚癌となる可能性もある成分です。

前述したように、「オリンピック競技用プール6個半分の海水にたった1適垂らすだけ」で海洋生物やサンゴに悪影響を与えるとされています。

また、皮膚から血液中に吸収されることが判明しており、妊娠中の方が使用することで胎児に影響を与えるなど、使用を控えた方がいい成分です。


●オクチノキサート

同じく紫外線吸着剤で、化粧品表示名は “メトキシケイヒ酸エチルヘキシル”

オキシベンゾンと同じく環境ホルモンとしての作用が問題視されています。

上記2つの成分が1番問題視されているもの。
少なくともこの2つを含む日焼け止めは避けて使用することをオススメします。
また、この2つが含まれているものは2021年からハワイ・フロリダのキーウエスト・カリブ海のボネール島で販売・流通が禁止されます。


その他、海洋生態系やサンゴ、人体に有害とされている成分はこちらです。

パラベン類 (メチル、エチル、ブチル、ベンジル)
●オクトクリレン
●エンザカメン
●トリクロサン
●フェノキシエタノール

上記10種類の物質を含む日焼け止めは、2020年からパラオで輸入・販売・使用まで禁止されており、違反者には1,000ドル以下の罰金が科せられます。


その他にも、サンゴや人体に有害という研究結果が出ている物質が下記です。

●オクチサレート
●ホモサレート
●PABA (パラアミノ酸息香酸)
●フタル酸
●シクロペンタシロキ酸/シクロメチコン
●ジメチコン
●エアロゾル
●酸化亜鉛/酸化チタン

 →ナノ粒子の大きさだとサンゴに影響を及ぼすとされている

横文字ばかりで覚えられないので、私は自分で作成したメモをスクショして日焼け止め選びに使ってました!
よかったら皆さんも保存してご利用ください。

日本で購入できる安全な日焼け止め12選

調べたもの、実際使った体験談など交えてオススメ順に書いていきたいと思います。

オススメ度★★★★★

本当に必要最低限の成分しか入ってない日焼け止めを厳選してます。

その分少し肌馴染みがしにくかったりはしますが、とにかく使用成分が少なくシンプルなものを求めている方にオススメです。

EC フレンドリー UVバーム / ジーエルイー合同会社

パッケージも新装し、新たにベージュも登場。

購入は公式Websiteからが送料もかからず1番お得なようです。

成分

ゴマ種子油、酸化亜鉛(ノンナノ)、ヤシ油(ココナッツオイル)、
ミツロウ、シア脂、ホホバ種子油、ラベンダー花油、セイヨウハッカ油、ユーカリ葉油 、ニオイテンジクアオイ花油

SPF50+ (PA++++)
容量40g
価格3,273円

日本製のサンゴに優しい日焼け止めです。

リストアップした有害成分は全く入っておらず、酸化亜鉛もノンナノ粒子。

また成分を見ていただくと分かりますが、余計なものが一切入っていません!

チューブタイプから始まり、毎年改良されていっています。
サンゴに優しい日焼け止めはどれも独特な匂いがするんですが、これはとても爽やかないい匂いがします。ベタつきもせず、使い心地も高評価。
ただ、塗り広げるのが結構大変なので、その辺がどの程度改良されているか、現在のを使い終わり次第最新の製品を試してみたいと思います。

Little Hands Hawaii

成分酸化亜鉛、ヤシ油、ミツロウ、ホホバ種子油、シア脂、
トコフェロール、ポスヴェリアリヴァエ樹脂油、セイヨウニワトコ油、酸化鉄(ベージュのみ)
SPF40+
容量96g
価格4,180円

ハワイ在住の5人のお母さんが子どもたちのために作ったというこちらの日焼け止め。

100%ナチュラル成分で、オーガニックという徹底ぶりです。酸化亜鉛もノンナノ粒子。

パッケージは缶のタイプとスティックタイプの2種、カラーもホワイトとナチュラルの2種があります。

容器もリサイクルorコンポスト可能で、容量に対して値段も優しい!気になる使いごごちも、塗り広げやすくパキッとした感じもないので普段使いもしやすそう。
私は番外編で紹介する商品をアメリカから個人輸入して使っていますが、それが難しければこのこを愛用していること間違いなしです。

BADGER Sport

成分

酸化亜鉛、 ヒマワリ種子オイル、ミツロウ、ホホバ種子オイル、
トコフェロール(ヒマワリビタミンE)

SPF35 (PA+++)
容量2.9オンス (87ml)
価格1,473円
上記リンクよりも iHerb での購入が安いです

こちらもアメリカ製の日焼け止め。オーガニックで身体にいいコスメを作っているブランドです。

成分が必要最低限か入っておらず、酸化亜鉛ももちろんノンナノ。そしてお値段もお手頃です。

私たちはここのSPF15のLip Balmも使用しています。

白浮きは目立たないものの、固くて伸びにくい上に少し油っぽくベタつく感じがあります。上から洋服を着るのには結構厳しいオイリー感かも…。

オススメ度★★★★☆

★★★★★と比べて、使用成分が少し多いもの。

もちろん身体や環境に悪いものは入っていませんし、星5つのものと比べて肌馴染みがよく白浮きしにくいという利点もあったりします。

サンブロック/ハッピーアース

成分アーモンド油、酸化亜鉛、ホホバ種子油、酸化チタン、シア脂、
 サンゴ末、アルガニアスピノサ核油、ミツロウ、ザクロ種子油、トコフェロール、3-0-エチルアスコルビン酸、ヒアルロン酸Na
SPF26 (PA++)
容量50g
価格2,618円

こちらは日本製の日焼け止め。

酸化亜鉛、酸化チタンもノンナノで、身体に優しい成分のみが使われています。

美容・保湿成分がたっぷり含まれていて、白浮きとベタつきが抑えられてるのがポイント。

thinksport (シンクスポーツ)

成分酸化亜鉛、精製水、アロエベラ葉汁、カプリン酸カプリル酸トリグリセリド、ステアリン酸ソルビタン、パイン木材樹脂、植物性グリセリン、セチルジメチコン、水添ヒマシ油、硫酸マグネシウム、ヒマワリ油、ホホバ油、アスコルビン酸、トコフェロール、オリーブ油、ラズベリーシードオイル、クランベリー種子油、ヒアルロン酸、グルコース、グルコースオキシダーゼ、ラクトペルオキシダーゼ、パパイヤ
SPF50 (PA+++以上)
容量6オンス (177ml)
価格2,275円
上記リンクよりも iHerb で買う方が安いです!

こちらはアメリカ製の日焼け止め。

成分だけ一見するといろんなものが入っているようですが、悪いものは一切入っていません。酸化亜鉛もノンナノ。177mlという容量で2,000円台で購入できるのもオススメポイントのひとつ。

キッズ用やベビー用もあるので家族で使用を考えている方にもオススメです!

白浮きがそこまで目立たない上、伸びがよく塗り込みやすいです!BADGERで気になったオイリー感もこれはないですし、匂いも悪くないので個人的にオススメ。

スポーツサンスクリーン/ALL good

成分水、酸化亜鉛、ヤシ油、サリチル酸ブチルオクチル、結晶セルロース、シア脂、カカオ脂、ポリヒドロキシステアリン酸、アラキジルアルコール、コハク酸ジヘプチル、ヤシ油アルキルグルコシド、カプリリルグリコール、ベヘニルアルコール、トコフェロール、(カプリロイルグリセリン/セバシン酸)コポリマー、グリセリン、
セタノール、アラキルグルコシド、ステアロイルグルタミン酸Na、セテアリルアルコール、ビサボロール、グルコン酸Na、クエン酸、カプリルヒドロキサム酸、セルロースガム、ヒアルロン酸Na、オリーブ果実油、アロエベラ液汁、ヨーロッパキイチゴ種子油、カニナバラ果実油、オオミテングヤシ果実油、ヒマワリ種子油、チャ葉、トウキンセンカ花エキス
SPF30
容量89ml
価格3,090円

こちらもアメリカ製の日焼け止め。

使用成分は多いですが、肌の保湿や保護を目的に使われているものが多く、酸化亜鉛もノンナノ。

他の製品と比べると価格が少し高いところが玉に瑕。

オススメ度★★★☆☆

★★★★のものと比べると、耐水性に欠けるので☆マイナス1つ。

海や川で使うわけではなく、お子さんとの共用や自分の化粧下地に使用したい方におすすめ。

UVプロテクションボディミルク/ニールズヤード

成分酸化亜鉛、アロエベラ液汁、(カプリル酸/カプリン酸)ヤシアルキル、水、(C15-19)アルカン、エリスリトール、エタノール、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6、ポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル-6、酸化チタン、炭酸ジカプリリル、グリセリン、シリカ、ジグリセリン、ラベンダー油、レブリン酸Na、クエン酸Na、グリチルリチン酸2K、オレンジ果皮油、アニス酸Na、インドレモングラス油、ウメ果実エキス、シャクヤク根エキス、ユキノシタエキス、ホホバエステル、ユキノシタエキス、ホホバエステル、ポリヒドロキシステアリン酸、カミツレ花油、トコフェロール、安息香酸Na、ソルビン酸K、パルミチン酸アスコルビル
SPF38 (PA++++)
容量40ml
価格3,850円

イギリス製のこちらの日焼け止めは、化粧下地としてもオススメ。

肌や自然によくない成分が使われておらず、ノンナノなのはもちろんのこと、白浮きせず、きしみのない使用感がポイントです。

汗や水には強いようですが、耐水性を備えているわけではないので海や川で使用するのには向かないかも。

UVクリーム/babybuba

成分水、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、酸化チタン、ベへニルアルコール、ペンチレングリコール、ホホバ種子油、ラウリン酸ポリグリセリルー10、スクワラン、(カプリル酸/カプリン酸)ヤシアルキル、ステアリン酸ポリグリセル-2、酸化亜鉛、ステアリン酸グリセリル、バオバブ種子油、ブルケネチアボルビリス種子油、ラベンダー油、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、シロキクラゲ多糖体、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、ステアリルアルコール、ポリヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸、アルミナ、キサンタンガム、ステアロイルグルタミン酸、(ベヘン酸/エイコサンニ酸)グリセリル、フィチン酸
SPF50+ 
容量50g
価格2,640円

子供にも敏感肌の大人にも使える日焼け止め。

使用成分は多いですがノンナノ、ノンケミカルで天然由来成分100%なので安心して使用できます。

オススメ度★★☆☆☆

★★★と比べて、ノンナノ粒子を使用しているかの表記がなく不明なため、★1つマイナスにしています。

エーデルワイスUVプロテクト/ヴェルダ

成分水、酸化チタン、スクワラン、グリセリン、オリーブ果実油、エタノール、ホホバ種子油、ミリスチン酸ポリグリセリルー10、アルミナ、シリカ、エーデルワイスエキス、サンシキスミレエキス、カミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、アロエベラ液汁、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、香料*、ステアリン酸、ベヘニルアルコール、アラビアゴム、キサンタンガム、パルミチン酸デキストリン、アニス酸、カプリン酸ポリグリセリルー3、ペンタステアリン酸ポリグリセリル―10、酸化鉄
SPF38 (PA++)
容量50ml
価格2,530円

有名なコスメブランド、ヴェルダの商品。

薄くベージュの色がついているため、白浮きしにくくなじみやすいので、化粧下地として使いやすいのがポイント。

肌の色が元々真っ白な方が使うと、ちょっとくすんで見える可能性もあるようです。

オススメ度★☆☆☆☆ ※パラオで使用不可

★★と比べて、有害成分とされるものが1種類でも入っています。

この項目から紹介するものは、ハワイでは使用できますがパラオではできません!

それでもなぜ紹介するか?というと、市販されている日焼け止めよりもよっぽどいいからです。

また、紫外線吸着剤が入っておらずお手頃価格で、肌馴染みも紹介している中ではかなりいいです。

普段使いする紫外線吸着剤が入っていない、かつお手頃価格の日焼け止めを探している方に特にオススメです。

UVケアミルク/ママバター

成分水、酸化チタン、スクワラン、DPG、セバシン酸ジエチル、プロパンジオール、ペンチレングリコール、シア脂、BG、含水シリカ、ベヘニルアルコール、イソステアリン酸、水酸化AI、セチルリン酸K、バチルアルコール、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、フェノキシエタノール、ポリヒドロキシステアリン酸、ウェランガム、セルロース、キサンタンガム、セルロースガム、酸化セリウム、白金
SPF30 (PA+++)
容量60ml
価格1,600円

お子さんがいらっしゃる方なら聞いたことある方が多いんじゃないかな。ママバター。

紫外線吸着剤が含まれていないのに白浮きもしにくくなじみやすいようですが、においが少し気になるという声も。

ノンケミカル、お子さんにも使えるとありますが、残念ながらフェノキシエタノールが含まれているため★1つに。

THE BLUE/コパトーン

成分水、シクロペンタシロキサン、酸化亜鉛、パルミチン酸エチルヘキシル、酸化チタン、BG、シリカ、リンゴ酸ジイソステアリル、塩化Na、水酸化Al、PEG-3ジメチコン、ヒアルロン酸Na、セラミドNP、ステアリン酸、セスキイソステアリン酸ソルビタン、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンハイドロゲンジメチコン、(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマー、セスキオレイン酸ソルビタン、ベヘニルアルコール、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、ステアロイルラクチレートNa、フェノキシエタノール
SPF50+ (PA++++)
容量40ml
価格1,230円

今年から販売開始され話題になっている、こちらの日焼け止め。

紫外線吸着剤は含まれておらず、白浮きもにおいも気にならない優れもの!

値段もお手頃価格なので、普段使いにはおすすめです。

ただ、パラオで使用禁止とされているフェノキシエタノールに加え、太字の成分が私たち調べの環境への有害成分として引っかかるので、★1つとさせていただきました。

番外編

私たちが愛用している商品で、オススメ度は★5つ!ですが日本では手に入れづらいので番外編として紹介させていただきます。

RAW ELEMENTS

成分酸化亜鉛、サンフラワー油、ココアバター、ビタミンE、
有機緑茶葉エキス、有機紅茶葉エキス、有機麻種子油、有機蜜蝋、
有機コーヒー豆エキス、天然マンゴーバター、天然ローズマリー油、
トコフェロール
SPF30+ 
容量85g
価格2,800円

1人のライフガードが市販の日焼け止めが人と自然にどんな悪影響を与えるかに気づき、変化を起こしたいという思いから始まったこのブランド。

成分にもこだわり、ナチュラルかつオーガニックのもので作られています。

なにより塗りやすく、サラッとしていて、独特な匂いもない!その上価格が安いのもポイント。色々使ってみたけど1番使いやすいです。
日本からの買いづらさがネックですが…もしアメリカに行ったりアメリカに知り合いがいたりする方は個人輸入して試してみてください!


いかがでしたでしょうか。
普段何気なく使っている日焼け止め。それがサンゴや海の生態系に影響を及ぼしているなんて…
上位2成分は、サンゴや海の生態系のみならず、私たちの人体にも悪影響を及ぼす危険性があるんですよね。
この記事が、みなさんが普段使用する日焼け止めや、サンゴを守るためにできることについて考え直すきっかけとなれば嬉しいです。
質問や疑問等ありましたらコメント欄かメッセージにてお気軽にお問い合わせください。
綺麗な海、守っていきましょう!

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