固形石鹸のススメ。

アイテム

こんにちは! Senaです。

突然ですが皆さん、固形石鹸にどのようなイメージをお持ちですか?

固形石鹸が洗剤より環境にいいって本当?
手洗いはわかるけど、台所用とか髪の毛用の石鹸って想像できない!
取り入れたいけど、どんな石鹸を選んだらいいのか分からないなぁ。
なんだかんだ洗剤の方が便利で、石鹸はめんどくさそう。

などなど、色々な答えがあると思います。
私も固形石鹸の使用に踏み出す前は、この疑問が全て頭に飛び交っていました。家中の洗剤という洗剤を石鹸に変えたらゴミが大幅に減り、髪の毛も肌も手も調子がいいので、1人でも多く固形石鹸ユーザーを増やすべくこの記事を書いています。
頭に浮かんだ疑問、この記事で全て一緒に解決していきましょー!!

そもそも石鹸とは?

石鹸とは、汚れを落とす洗浄剤のことで、界面活性剤の一種です。

定義

牛脂・パーム油・パーム核油・ツバキ種子油・ココナッツ油・馬油・オリーブ油などから取り出された脂肪酸に、アルカリ (水酸化ナトリウム/カリウム) を混ぜて加熱し、化学反応を起こして製造したもののこと。

歴史

紀元前3000年ごろに、動物の肉を焼いているときに滴り落ちた油が薪の灰と反応して固まり、そこに雨が降ったことで自然に石鹸ができたことが始まりとされています。
当時はとても貴重で高価なもので、身分の高い人や富豪しかお目にかかれない代物だったようです。
日本に石鹸が入ってきたのは16世紀ごろと言われています。

石鹸の始まりは今からなんと5000年近く前からなんだね。日本に入ってきてからはまだ400年ほどしか経っていないけど、およそ100年前に生産され始めた合成洗剤と比べると、石鹸は長い年月を人類と過ごしてきたことが分かりますね。

合成洗剤との違い

どちらも汚れを落とす洗浄剤であることは同じですが、汚れを落とす成分が「石鹸以外のもの」である洗浄剤を、合成洗剤といいます。
合成洗剤は界面活性剤を人工的に合成していて、石鹸よりも格段に複雑な構造をしています。また、上述した通り100年ほどの歴史しかないため、長期的にみて人類や自然環境にどのような影響を及ぼすのかがまだはっきりと分かっていません。

固形石鹸のメリット

成分がシンプル

合成洗剤はその名の通り、合成して作っているので、石鹸と比べて使用成分がかなり多いです。
また、成分の大部分が水なので、傷まないように保存料なども添加されています。

その反面、石鹸は石鹸素地(脂肪酸)とソーダでできています。
5000年以上も前から使用されている、人の手があまり加えられてないシンプルなものです。

肌に優しい

成分が少ないかつ自然由来のものであることがほとんどなので、肌への刺激や負担も少ないです。物によっては、洗うだけで保湿してくれる石鹸もあったりします!台所用洗剤を固形にしてからは、冬でも手荒れしないし乾燥しません!

プラゴミが少ない

私の中で1番大きいのは、プラゴミの少なさ。
合成洗剤で、プラスチック容器に入っていないものを見たことがありません。洗剤のプラスチック容器は、ビーチクリーンをしていてもよく拾います。また、複合素材が使われていることがほとんどなので、リサイクルするのが難しく焼却処分されているのが現状。
最近ではどの企業もあの手この手を使ってSDGsに力を入れ(アピールだけの企業ももちろん多いですが…泣)、リサイクル法や循環使用の方法などを考えていますが…1番いいのは、そもそもの使用量を減らすこと。

石鹸はプラスチックのフィルムで包まれているものも多いですが、それでも紙パッケージの選択肢があります!
私は紙パッケージの石鹸を購入し、パッケージはコンポストに入れて分解してもらっています。プラごみが全く出ず、その分ゴミの量も減るので快適です。
コンポストをしていない家庭でも、綺麗な紙であればリサイクルに出せばゴミがゼロですね!

家がスッキリする!

家にある、プラスチックの容器に入っている液体洗剤が固形石鹸に変わったら…
とってもスッキリします!!
特にお風呂場なんて、3段ある棚を全部使っていたのが、1段で事足りるようになりました。

固形石鹸のデメリット

流しが詰まりやすい

これはお風呂場に限ったことなのですが…
私たち2人も髪が長いので、石鹸カスと髪の毛が絡んですぐに流しが詰まります。

カビが発生しやすい

これもお風呂場に限ったことなのですが…
石鹸カスはカビの大好物なので、液体洗髪剤を使っているときよりもカビが発生しやすくなりました。
お風呂場の液体洗剤を固形石鹸に変える場合は、こまめな掃除が必要です!

溶けやすい(物による)

パーム油ではなくココナッツオイルなどを使っている石鹸を選ぶと、夏は簡単に溶けます。
物によって個人差はあるので一概にそうとはいえませんが…私たちはシャンプーは冷蔵庫に入れて保管しています。

ちなみに、パーム油を使用していない商品を選ぶ理由は、WWFの公式ブログのこちらの記事をご覧ください。

どんな石鹸を選べばいいのか

成分表示をちゃんと見よう

「無添加」と大きく謳っている石鹸でも、簡単に信用してはいけません。
石鹸や合成洗剤は、添加物が一種類入っていないだけでも無添加と言えるそうです。
(参照:シャボン玉石鹸ウェブサイト)

大事な自分の身体や食べ物を置く食器に使う石鹸。
何を使って作られているのか成分表示をきちんと確認しましょう!

パーム油について考えよう

パーム油に関するブログ記事は先ほど貼りましたが…私は自分で色々と調べた結果、できるだけ石鹸素地にパーム油を使っている商品買わないようにしています
RSPO認証が唯一のパーム油に対する認証ですが、これも100%信用できるものではなく(興味がある方はLUSH公式サイトこちらの記事をご覧ください。)、プラスチックと同じで気づいた人が使用を減らしていくべきものかなと個人的には思っています。

過剰包装ではないものを選ぼう

せっかくプラ容器に入っていない固形石鹸を買うのなら、包装が過剰ではないものを選びましょう!
スーパーや薬局に売っているお得用のパックとかって、プラ袋に入った石鹸を5つまとめて更にプラのフィルムで包んでいたりして…ああいうの見るとモヤっとしてしまいます。笑

環境や自然のことを考えて作られている商品は、絶対にプラ包装に入っていません!
強気で断言しちゃうよ。でも本当にそうだから!一つの見極め方法でもあると思ってます。

おすすめの固形石鹸

固形石鹸と一口に言っても、台所用、洗濯用、手洗い用、髪の毛用…色々あってとても語り尽くせないので、別の記事にさせて頂きます。
是非こちらの記事↓も合わせてご覧ください!私が実際に使用してきたものも含めておすすめの固形石鹸をまとめています。

(準備中)


いかがでしたでしょうか。

固形石鹸、なにがいいか分からないし、肌や髪に合うか分からないし…と敬遠しがちかもしれませんが、1回踏み出してみたら何も難しいことはありません!
環境にも、自分にもいい固形石鹸。是非この機会に最初の一歩を踏み出してみてください!

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