沖縄の海にいる危険生物

沖縄

こんにちは! Senaです。

今回は、沖縄の海について…第三編。
沖縄の海にいる危険生物について画像付きで紹介していきたいと思います。
普段泳いでいる海と違う沖縄の海…どんな危険生物がいるのでしょうか?

他の二編と合わせて是非お読みください。↓↓↓

刺胞動物

ハブクラゲ

これは沖縄県に旅行に来たことがある人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
沖縄全域で6~9月に多く発生するハブクラゲは、刺されると強烈な痛みが走り、ミミズ腫れができます。重篤な症状を引き起こす可能性もある危険生物です。
コロナウイルスの影響で観光客が例年より少なかった2020年の8月も、うるま市だけで救急出動が14件、11人が病院に搬送されました。被害に合ったのは7~8歳が最多の10人
ハブクラゲは過去に3件の死亡例がありますが、いずれも子供です。
お子さん連れで沖縄の海に入る際には、できるだけクラゲネットの中を泳ぎ、肌を守るためにラッシュガードを着用しましょう。こういった全身つながっているものでも、2,000円前後で購入することができますよ!

手当て仕方
お酢をありったけかけ、触手を洗い流します。それでも取れない場合は指先で優しく取り除いてください。冷水で冷やすと痛みが和らぐようですが、必ず酢をかけて触手を洗い流してから行ってください。ひどい場合は医療機関を受診しましょう。

カツオノエボシ

これは沖縄だけでなく本土でもなじみがある生物だと思います。
刺されると、電気が走ったような強烈な痛みが走ります。痛すぎて変な声が出ます。(経験者w)
アナフィラキシーショックを起こす危険もあります。遊泳能力はなく風に流されて浮遊するので、岸に漂着しているのを見たらそのビーチでは泳がないようにしましょう。

●手当ての仕方
海水をかけて触手を洗い流してます。真水やお酢をかけると逆効果です。冷水で冷やすと痛みが和らぐようですが、必ず酢をかけて触手を洗い流してから行ってください。ひどい場合は医療機関を受診しましょう。

ウンバチイソギンチャク

イソギンチャクは基本的に毒があり触ると痛みや痺れ、かゆみを伴ったりするんですが…こいつは、そのイソギンチャク界でも最強と言われる毒性を持ちます。ハブ毒の20数倍だとか…。
見た目がわかりづらいですし、これがウンバチイソギンチャクだ!って断定できるかたは結構通な方のみだと思うので、イソギンチャクを触るのは絶対にやめましょう。岩場だと思って掴んだり足をついたりしてもイソギンチャクが生息している場合もあるので、海の中では基本的に何も触らない方がいいです。

●手当ての仕方
海水をかけて触手を洗い流してます。真水やお酢をかけると逆効果です。冷水で冷やすと痛みが和らぐようですが、必ず酢をかけて触手を洗い流してから行ってください。かなり危険な毒を持っていて、急性腎不全などの危険もあるため、医療機関を受診しましょう。

魚類

オニダルマオコゼ

見てくださいこの…まるで岩みたいな魚。英語では見た目の通り、Stone fishという呼び名を持ちます。魚類最強の猛毒種とも言われている、オニダルマオコゼです。
背ビレに毒を有し、なんとその毒はハブ毒の30~80倍とも言われる強さ。
膝丈もないくらい浅瀬の砂場や岩場にいて、海水浴中に誤って踏んでしまう恐れがあります。刺されると激しい痛みやしびれがあり、死亡例も報告されています。
今年の6月に小学生がオニダルマオコゼを踏んだ現場を目撃した方が臨場感のあるレポートを書いていたので、興味のある方は是非!
ゴム底の靴だと毒針が貫通するそうなので、フェルト底の靴が必要みたいです。

●手当ての仕方
トゲが残っていれば、できるだけ取り除く。刺された直後であれば毒を吸い出したり絞り出したりするのも有効。40~45度のお湯に患部をつけると痛みが和らぐようです。医療機関で治療を受けましょう。

ゴマモンガラ

見るからに邪悪な顔したこいつ。ゴマモンガラです。とても気性が荒く、特に産卵期は自分のテリトリーに入ってきた人を襲うことがあります。
写真の通り立派な歯を持っていて、噛まれたら何針か縫う羽目になるとか…
沖縄本島西海岸で見かけるゴマモンガラは、え?と思わず二度見したくなるほど大きいです。私は襲われたことはないですが、視界にゴマモンガラが入ったら、基本的にそっち方面には行かないようにしています。

ダツ

水面を泳いでこの尖る口で獲物をとらえる…ダツ。
沖縄では浅瀬や波打ち際に群れでいるのを見ることも多くあります。
ダツは光輝くものに突進する(魚の鱗の反射だと思うようです)性質があるので、日中泳いでいる分には基本的に危険はありません。ですが2014年にベトナムのニチャンで海水浴をしていた女性が襲われ重い後遺症を負う事故が発生していますので、気をつけるに越したことはないでしょう。
ダツに関してもっと詳しく知りたい方は、魚とぴさんのブログ記事が分かりやすいので是非ご覧ください。

棘皮動物

オニヒトデ

サンゴの天敵でもあるオニヒトデ は、人にも大きな被害をもたらします。
私の先輩がオニヒトデに手を刺されたんですが、人生で3本の指に入るくらいの猛烈な痛さだったと言っていました。大の大人の男が手当てするまで涙を流し続けるくらい痛いらしいです…。
アナフィラキシーショックによる死亡例もあります。

●手当ての仕方
取り除けそうなトゲは取り除く。少し熱めのお湯につけると痛みが和らぐ。医療機関を受診しましょう。

爬虫類

ウミヘビ

こちらも沖縄の海ではレギュラーメンバー。1本シュノーケルすれば必ず1匹は見ると言っても過言ではないかも。攻撃性は全くないので、こっちから近づいたりちょっかい出したりしなければ噛まれることはないでしょう。息継ぎをするために水面に上がってくることもありますので、近づいてきたら離れるようにしましょう。
ちなみにコブラの仲間で、ハブ毒の70-80倍と言われる神経毒を持っているので…噛まれたら苦しんで死ぬものだと私は思っていますw
口も小さくて、噛めるといっても指や耳たぶ、鼻など。臆病な性格も相まって、その数の割に被害例は少ないです。

ちなみに、エラブウミヘビを味噌汁にしたイラブー汁という恐ろしいものを食す文化が沖縄にはあります…

危険生物の被害に合わないために

基本的には、向こうから積極的に攻撃してくる生物は多くないです。イソギンチャクやウニも、触らなければ問題ありません。なので、まずはなにも触らないこと。
グローブ着用を推奨しているサイトなどもありますが、私はグローブは推奨しません。グローブを着用する=なにかを触る前提だから。海の生物は、野生です。自然を生きています。本来は触ったり、動かしたりするべきではないのです。

クラゲが気になる場合は、クラゲネットが設置されている遊泳区域内で泳ぐ。もしくは、ラッシュガードを着用しましょう。

岩場を歩くときは、フェルト底のマリンシューズを履きましょう。


どの生物も、少し気をつけていれば被害に合う危険性がグッと下がることがわかります。
最低限の注意は払いながら、怪我をしないように快適に沖縄の海を楽しんでくださいね〜

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